業界大手のお客さんと話をしていて、「(うちの会社名)さんは技術があるからいいですよねえ。私らは技術がないから転職もできない…」みたいに言われたことがあるけど、そう言うお客さんの給料は俺よりはるかに高いのだ。
なぜそうなるのかというと、俺が持っているといわれている「技術」は市場があって金を払えば買って来れるものでしかないのに対し、この方が持っているのは、どこにも売っていない、まさにその会社専用のスキルだからだ。
市場があれば競争があり、俺の持っている「技術」は常に安値に向かう圧力にさらされている。対してこのお客さんのスキルは外部調達できないから競争とは無縁だ。ゆえに俺の給料は安く、お客さんの給料は高い。事実はこうなのだが、
角度を変えて見ると、俺が持っているのは「社外で通用する」スキルで、お客さんが持っているのは「その企業から一歩出たら全く役に立たない」スキルだ、ということにもなる。ここで勘違いすると生涯地を這う。